製品事例

射出金型、スライドコアの構成部品新作による摺動改善事例

岐阜工場

更新日時:2026年4月20日

■スライドコアの動きが悪く、バリが発生

お客様より、20年使用されていた射出成型用金型のバリ修理を受けました。
金型をバラし、状態を確認させていただいた所、スライドコアの摺動を構成する部品すべてにカジリが発生しておりました。
特に、金型を閉じた際にスライドコアが後ろに下がらないようロックするブロックのカジリが酷く、設定値よりテーパ面が削れてしまっておりました。この面が設定値より削れてしまうと、樹脂圧がかかった際にスライドが息をして(突合せ状態から若干後ろに下がってしまう)しまい、スキマが生まれ、そこにバリが発生しているという事が分かりました。 最小限の範囲で修正するには現状のスライドコアに合わせた寸法でブロックを溶接修正、若しくはプレート貼り付けし金型構造上、寸法の辻褄を合わせてあげる必要がありましたが、お客様はカジリが発生している部品の全交換を希望されましたので、現状部品をスケッチ、作図し部品の再製作と組替え作業、最終のスライド調整、突合せ確認までフルセットで対応させていただき、元のあるべき姿に復元させていただきました。

修正後の部品写真

スライドコアや摺動に関わる部位のカジリについて、そのまま放置をしてしまうと摺動物が固着し動かなくなってしまいます。
もし動かなくなったスライドコアに気づかず金型が閉じてしまった場合、恐ろしい結果が待っているのは言うまでもありません。
ガイドピンの破損、折れたピンの金型挟み込みや、作業者側に飛んできて、とんでもない事故につながるケースもございます。
製品への鉄粉付着や、型閉じ・片開き時の異音等、前兆は出ますので、そういった前兆を感じた際は、金型の状態を確認し鉄粉や異音の発生源の特定作業を実施していただくことを強く推奨いたします。

他社製金型であっても弊社の測定器具を駆使し部品のスケッチ、設計にて作図、加工にて復元対応可能です。
また、普段お付き合いのある仕入先様から規格備品や既製部品を購入し組み込む事も可能です。
お困りの事象がありましたら、お気軽にお問合せいただけると幸いです。

弊社では金型設計・製作サービスを提供しています

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